産後に突然抜け毛が増えた!産後の薄毛の原因と対処法

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出産後に突然抜け毛が増え、気がついたら髪が薄くなっていたという、「産後の薄毛」は女性特有の脱毛症の一つです。この産後の薄毛には女性ホルモンが大きく関わっており、妊娠中は女性ホルモンが多く分泌されているのに産後それが急激に減ることホルモンバランスの乱れが原因で起こるとされています。

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出産後に薄毛が気になったら

産後の脱毛には急激な女性ホルモン量の変化が関係

  • 出産してから、抜け毛が増えたような気がする・・・・
  • 髪を束ねたときに量が少なくなっていた・・・

産後のこのような悩みを持っていないでしょうか?

実は産後の薄毛で悩んでいる方は少なくありません。出産してから数日も立っていないうちに気づいたりする人もいますが、多くの人は出産後2~3ヶ月経ってから初めて気付きます。

ホルモンの減少で成長期から休止期へ移行する髪が急に増えるので、出産してしばらく経ってから突然抜け毛が増えたりして不安になることも多いと思います。

ただ、産後の薄毛は自然治癒することが多いのですが、対処法を間違えると本格的に治療に頼る方もいます。どのようなことに注意すればよいか、これから解説していきます。

産後の薄毛の原因と対処法

産後の薄毛の正体とは

産後の薄毛は、びまん性脱毛症のうちの急性休止期脱毛になります。休止期は通常10%程ですが、これが30%程に増加するために起こる脱毛症です。

髪の毛を弱い力で引っ張っても簡単に何本も抜けてきます。

原因として考えられるのは・・・

  • 毛が抜け始める約3ヵ月前の重大な病気や外科手術
  • 強いストレス
  • 出産、急激な体重減少
  • 栄養不足
  • 貧血
  • 高熱
  • 甲状腺の異常
  • ある種の薬剤を開始

原因が除去可能であれば(例えば、過度なダイエットの中止、貧血を改善させる鉄剤の内服、原因薬剤を中止など)、毛はまた生えてきます。

産後の脱毛の原因

女性ホルモンの影響

産後の薄毛になるのはやはり女性ホルモンが大きく関わっています。

女性ホルモンには、髪の毛周期の「成長期」、「退行期」、「休止期」のうちの成長期を伸ばす作用があり、男性より生理的に髪が伸びやすい体質になっています。

妊娠中は女性ホルモンが高まり逆に髪が伸びやすくなったりすることもありますが、出産後に一気に女性ホルモン量が減ってしまうことで成長期の毛が休止期に移行しやすくなり抜け毛が増えます

男性ホルモンの影響

女性でも普段から男性ホルモンは分泌されていて、この男性ホルモンが増えることにより皮脂が過剰分泌しやすくなることも原因になります。

皮脂が過剰分泌されると毛穴から出て酸化し、角栓となって毛穴に詰まります。これにより頭皮環境が悪化し炎症が起きたりして抜け毛が増えたり新しい毛が生えにくくなったりします。

産後の脱毛はいつ頃気付く?

女性の脱毛は男性に比べ局所的ではなく全体的に薄くなるので気づきにくく、産後の脱毛においても薄毛を実感するのには個人差があります。

出産直後

早い人では3日後には、抜け毛が増えたり、つむじが薄くなっていたり、髪を束ねた時にボリュームがなくなっていたことなどをきっかけに気づきます。

授乳中(出産後数ヶ月)

授乳中に母乳を出すために体から出されるプロラクチン(乳腺刺激ホルモン)の司令があり、これが髪の成長期を休止期に移行させる作用があるとわかっています。

そのため、出産直後は薄毛にならなくても、授乳を始めてから、3ヶ月から4ヶ月後ほど経過してから薄毛の症状が出始めることがあります。

産後の脱毛症を解消するには

産後の薄毛は一時的なものである場合が多いので、放っておいて自然治癒することが圧倒的に多いですが、どうしても気になったり、産後体調が優れなかったり、そのまま慢性的なびまん性脱毛症になってしまったりといった危険がないわけではありません。

特別な治療ではなく、まずは自分で普段からできるケアをすることをおすすめします。

【体調管理で改善する】

出産後はどうしても育児で生活が不規則になり、疲れで食欲もなくなったりと体調管理が難しくなりがちです。

また育児のストレスもあり、自律神経が常に興奮ぎみになることもあります。

この時期に体調を万全にすることはできなくても、食事や睡眠を改善し、適度にリラックスしてストレスを緩和するなどの対策を少しづつ続けることで薄毛は徐々に改善していきます。

<食事>

食事においては、髪を作るもとになるタンパク質と、タンパク質を髪に変えるのを助ける亜鉛、また血行促進するビタミンEなどが髪の栄養にいいとされています。これらの栄養素を意識していつもの食事にプラスすることで髪にとって必要な栄養が補給できるようになります。

<睡眠>

睡眠は22~2時は成長ホルモンが分泌され新陳代謝が促される時間帯なので、忙しくても時間を見つけてなるべくこの時間帯に寝ていることをお勧めします。

<ストレス>

ストレスがたまると自律神経に影響しホルモンバランスが乱れ産後の薄毛をより進行させてしまうおそれがあるので、適度にリラックスする時間を作って健やかに過ごせるようにしましょう。

【ヘアケアで改善する】

産後の薄毛の原因は女性ホルモンなので、ヘアケアをしても関係無さそうに思えますが、女性ホルモンが減ると皮脂が過剰に分泌されやすくなるので普段からケアをしなくてはならないのです。

女性は個人差はありますが、女性ホルモンと男性ホルモンがだいたい女性ホルモン:男性ホルモン=7:3ほどの割合で分泌されています。

女性ホルモンが減ることで対照的に男性ホルモンが増えるのですが、男性ホルモンには皮脂を過剰に分泌させる作用があり、その結果頭皮環境が悪化しやすくなります。皮脂が増えると空気と触れ参加して角栓となって毛穴につまります。それで炎症が起きて薄毛が治りにくくなるほか脂漏性脱毛など別の脱毛症を引き起こす場合もありますので、普段から頭髪は清潔にしておく必要があります。

清潔にしておくといっても特別なケアをするわけではなく、シャンプーは夜に1回して、洗い終わったら生乾きさせずドライヤーで乾かす、など基本的なことを守るようにすることが大切です。

<育毛剤>

頭皮環境を良くして早く薄毛を直したいと思ったら、頭皮の結構を良くする育毛剤などを使用します。育毛剤というと男性のものというイメージが有りますが、最近では女性用育毛剤も続々と発売されていて、女性の肌にも使える優しい使用感のものが人気を集めています。

例えば、女性用育毛剤マイナチュレは無添加、有効成分が天然成分でできているため、出産後でも肌に合わない場合を除き、問題なく使用することができます。

また、こちらのマイナチュレは筆者がメーカーへ問い合わせたところ、授乳中でも特に影響はなく「実際に妊婦さんも使用しています。」と回答をもらっています。

980円訴求バナー<

引用:http://www.my-nature.jp/

内服薬での治療について

AGA治療薬の副作用

女性の薄毛治療には内服薬もありますが、産後の薄毛は基本的に長く続くことは少なく、特に授乳している場合は体に取り入れるものには普段より注意が必要なので、出産直後の薄毛に内服薬を使用するのはあまりおすすめできません。

もし使用したい場合は、髪に必要なタンパク質や亜鉛、ビタミンなどの栄養素が摂れるサプリメントを摂取する方法がありますが、不安な場合は行きつけの産婦人科等で相談してください。

産後の脱毛は自然治癒する場合が多い

産後の脱毛は体調を整えて改善する

比較的多くの女性が、産後の薄毛を経験してもその後のケアによって回復しています。

特に産後の薄毛は急性休止期脱毛症の分類になるので、女性ホルモンのバランスが出産後に整い始めたら通常の毛周期に戻るということになります。

ただ、出産後は子供の面倒を見るのに忙しくてお風呂に入れなかったり、十分なケアができなかったり、睡眠時間も乱れがちになることもあるかと思いますが、薄毛を改善するためにはまた、授乳中でも体に悪影響のない育毛剤を使用して発毛を促すというのも一つの方法です。

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AGA治療の体験談(写真付き)

38歳スタッフ(男性)のAGA治療の体験談。頭頂部の写真を定期的に撮影しながら日記につづります。2017年2月14日のバレンタインデーの日から内服薬を飲み始め、4月下旬から銀座総合美容クリニックにて治療を開始。 AGAの治療を開始してから約半年が経過しましたが・・・

治療前[Before]治療6ヵ月後[After]

agaクリニックの体験談

この記事の著者


毛髪技能士。ヘアケアメーカーにてシャンプー、育毛剤、サプリメントの商品開発・企画を担当。育毛成分、頭皮からアプローチする育毛法について幅広くリサーチしつつ、AGAに悩む人に向けて育毛アドバイザーとしても活動している。